アシスタント編 ⑩DREAM ROAD作成(全体)「憧れの人」を目標に
憧れの人を目標にする
個人目標が出来上がったら、今度はサロン・スタッフ全員の用紙に書き移しましょう。では、スタッフ全員の“DREAM ROAD”が完成したなら、1学年上の先輩および憧れている先輩の目標はどうなっているかを見てください。いかがですか?
「目標が高い人と低い人」、そして「目標が明確な人とそうでない人」と、さまざまな目標が出てきていると思います。新人編の⑮でも目標の立て方には個人差が出てくるという話をしました。人間は1人ひとり違いますから、これは当然のこと。
しかし、あなた自身がどこに目標を設定するかで大きく変わってきます。「目標が高くて明確な人」の“DREAM ROAD”を参考にしてください。くれぐれもその逆の人をみて、自分自身を低く設定しないでほしいものです。
目標は高すぎてもいけませんが、低すぎるのはもっといけません。目標を立てたとして、「期日までに達成できるかな…」とちょっと不安になるくらいの難易度が最適のレベルだと言われます。
不安を感じるということは、「できるかもしれないけど、うまくいかないかもしれない」という心情の表れです。そういった目標をクリアするために頑張り、見事達成する。そんなとき人は大きく成長するのだと思います。どのくらいの目標を立てたらいいかわからなければ、店長や教育担当の先輩と相談しながら目標設定するといいでしょう。
プライベート計画もきちんと
男性の場合、将来の大きな目標はどこにおいていますか? 女性の場合、将来結婚して出産計画はどのように考えていますか?
今の世は男女平等ですから、差別をしてはいけません。しかし区別は必要なことだと私は思います。それぞれが思い描くライフプランに沿った短期・中期・長期の計画をきちんと立てておきましょう。
独立するにせよ、マイホームを持つにせよ、結婚・出産をするにせよ、いずれもまとまった資金が必要になります。つまり貯金をしなくてはいけないということですね。だからこれらの計画は、仕事とは切っても切れない関係にあるのです。
スタイリストデビューした翌年に「マイホーム購入」なんて目標を叶えることは、限りなく0%に近い可能性です。まだあまりにも時期が早いのです。どのような順序、どのようなステップを経て目標を達成していけばいいのか。あなたが立てた目標と似ている目標を達成した先輩に、そのコツを聞いてみてください。もしくはあなたの目標を見てもらって、アドバイスをもらうのもいいでしょうね。
サロンには人生の先輩がたくさんいます。1人で悩むのではなく、その都度いろいろな人に相談すると、意外とすんなり解決できることもあります。