新人編 ③プロフェッショナルの心構えⅢ「自己分析」をする
「得意」と「不得意」書けますか?
それでは図1-3を見てください。
今から10分間のうちに、自分の「得意」と「不得意」を、「技術」と「接客・マインド」に区分けして合計20項目書いてみましょう。
では、スタート!
―――(10分経過)―――
いかがでしょうか?
あなたは何項目書けましたか?
んなに簡単に20項目書ける人は少ないと思います。
ところが自分で「得意」と「不得意」を明確に言える人がなかにはいます。
そういう人は何ごとに対しても、取り組む姿勢が素直です。
たとえば、アップスタイルの技術講習が今度あるとします。
自分でアップスタイルが苦手だと意識している人は、その技術講習を受けるでしょう。
しかし、自分で苦手と意識していない人は受けません。
そうやって何事にも努力をしないので、いつまでたっても上達が望めない。
得意項目も同じです。
自分なりに、「これぐらいでOKでしょ」と満足しても、あなたよりレベルの高い人は世の中いくらでもいます。
よりレベルアップを求めるならば、練習しかありません。
「意識してレベルアップを試みる人」と「自然に任せる人」との技術力の違いは一目瞭然です。
レベルアップはいつまでに?
では、レベルアップをはかるのに、どのような対策を実行していけばよいのか。
また、いつまでに目標レベルまで到達するのか。
これらに対する明確な計画が必要になります。
「いつか、できるようになればいいな~」と、いうような安易な考えでは上達はしないでしょう。
「必ず、できるようになる!」という強い信念を持って取り組んでください。
どちらが勝ちましたか?
「ウサギ」と「カメ」が競争しました。
誰もが、足の速い「ウサギ」が勝つと思いましたが、足の遅い「カメ」が勝ちました。
理由は、「ウサギ」は「カメ」を見下して途中で休憩して寝てしまいましたが、「カメ」は「ウサギ」が休憩していても、ゴールをめざしてコツコツと休まず頑張ったからです。だから先にゴールできました。
「ウサギ」と「カメ」の話のごとく、ゴールという目標を明確にした「カメ」が勝利をして、対戦相手の「カメ」だけ見ていた「ウサギ」が負けたという話は、すべての仕事に当てはまるエピソードです。
ぜひ、期限を明確にして頑張ってください。
自己分析表・作成
●特に、不得意項目を中心に強化していく。
●不得意項目が消えれば、常に他の不得意は無いかをチェックする。
●先輩は、後輩の不得意項目を確認してミーティングを行なう。
●不得意項目の期限にこだわり、レッスン等強化しているかをチェックする。