アシスタント編 ②接客・接遇マナーⅡ めざせ!「シャンプー指名」
毎日レッスンはしていますか?
新人のあなたがサロンワークで最初に貢献する場面は、きっとシャンプーでしょう。社内のさまざまな検定の最初には大体シャンプーが用意されています。
サロンごとにハードル設定は違いますが、なかには入社半年後でやっとシャンプーデビューをさせる。そんなところもあります。サロンワークにおいて、シャンプーとはそれだけ大事なことなのです。お客様のなかにはシャンプーのレベルでそのサロンのレベルをはかる方もいらっしゃいます。「シャンプーしかやらせてもらえない」のではありません。「シャンプーを任せてもらえている」なのです。このことに誇りを持ちましょう。
ですから、毎日の練習が欠かせません。今あなたにできる最大限の努力をして、お客様により満足していただけるシャンプー技術をマスターしてください。
「シャンプー指名」目標は何人ですか?
アシスタントとしてサロンで働きだして、もっとも楽しいのが「シャンプー指名」をいただいたときです。シャンプーの上手・下手はもちろんですが、お客様への「気配り」も忘れてはいけません。たとえば、
1:眼鏡をかけているお客様へは?
・「○○様、眼鏡をかけていらっしゃいましたので、耳の後ろを再度マッサージしながら流させていただきます」
2:頭に汗をかいているお客様へは?
・「今日は外が暑いようですので、サイド をもう一度流させていただきます」
3:髪の毛が少ないお客様へは?
・少ない箇所を、そうっとシャンプーする気遣いをする。
4:フケの多いお客様へは?
・シャンプー剤に注意する。
5:髪の毛が汚れているお客様へは?
・2度洗いを心がける。
というように、お客様それぞれによって違いがあります。通りいっぺんの「かゆいところは、ありませんか?」「流し足りないところは、ありませんか?」というような言葉だけではお客様の心はつかめません。マニュアル通りのことしかやらないのであれば、「シャンプー指名」を獲得することは難しいでしょう。ぜひ、上記のような言葉をかけてみてください。
※「お湯加減は、いかがですか?」と聞くより「今日は、暖かかったので温度を下げていますが、冷たくはないですか?」というような言葉をかけてください。
※「サイドシャンプー台」「バックシャンプー台」と両方があるのでしたら、どちらがいいのかお客様のご希望も聞いてから、シャンプー施術に入ってもいいのではないでしょうか。
また、施術中の姿勢にも気をつけてください。あなたがシャンプーをしている様子は、他のお客様にしっかりと見られているのですから。くれぐれも、写真のBADのように台に腕を置いて手抜きなんかしないように!