アシスタント編 ④接客・接遇マナーⅣ 感謝いっぱいの「お見送り」
お見送り、してますか?
お客様がお帰りになられます。あなたのサロンでは、どのような言葉や態度で「お見送り」しているでしょうか? きちんとルールは決められていますか?
下記にお見送りの際のGOOD/BADを書きました。ここで一度、お見送り姿勢について考えてみましょう。
GOODなお見送り
1:お見送りのルールが決まっている。
2:すべてのお客様(顧客・新規、問わず)を平等に玄関までお見送りする。
3:お預かりした荷物は、お見送りをする寸前に手わたす。
BADなお見送り
1:お見送りのルールが決まっていない。
2:特定のお客様(親しい人・うるさい人)だけ玄関までお見送りする。
3:お預かりした荷物は、すぐにわたす。
ここで重大な注意ポイント! 過剰なお見送りは、かえってお客様に不信感を与えます。とくに、お客様によってお見送りをするスタッフの人数が違ったり、スタッフの気分によってお見送りをする姿勢や態度を変えたりと、こちらの都合のみで行なうようなお見送りは、お客様からすれば何の魅力も感じません。
それよりも、「このサロンのスタッフは親切だし、次回もまた来たい!」と思っていただける、感謝の気持ちのあるお見送りを心がけてほしいものです。
お見送り姿勢は見られてますよ!
サロンでの施術が終わり、お客様が帰られます。サロンの表まで出てお見送りをしていると、いろいろな人があなたのその姿を見ることになります。
サロンの立地場所によって多少の違いはありますが、次のような方々へもお見送りの姿を見せることによる「サロン・アピール」を自然に行なっている、ということを意識してください。
1:サロン前を歩いている通行者
2:サロン前を通行している自転車やバイクの運転者
3:信号待ちをしている自動車の運転者
4:隣・向かいのサロンに来られている他店のお客様
5:在店中のお客様
数えればきりがないほど、いろんな人があなたのお見送り姿勢を見ています。いい加減な姿勢でお見送りをしていれば、大変な失客の原因にもなりかねませんし、新規のお客様獲得のチャンスを知らぬうちに逃すことにもなってしまうかもしれません。各スタッフがサロンの代表者なのですから、くれぐれも気をつけてください。
お客様に感謝の意を伝えるため。そして上記のようにサロンのことを対外的にアピールするチャンスでもありますから、積極的にお見送りをするようにしましょう。