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アシスタント編 ⑧接客・接遇マナーⅧ スタッフルームの「過ごし方」

休憩中も営業中です!?

「休憩中だから…」といって、スタッフルームで寝ているスタッフをたまに見かけます。確かに休憩中ではありますが、サロンワークをしている営業中なのです。たとえ15分でも20分でも、うつ伏せになり寝ると思考能力が低下してしまいます。いざ休憩が終わりサロンに出ても、お客様から見れば「ああ、この人寝起きなんだな」ということがすぐにわかるような状態になるのです。

また、最近では、携帯電話のメールをしているスタッフも多いようです。「休憩時間ぐらい自由にさせてよ…」と思う人も多いでしょうが、あなたがいま何をしなければいけないのか、そこに立ち返ってください。アシスタントであるあなたはまだまだやるべきこと、学ぶべきことが山のようにあるはずです。そのような時間に充てつつ、いざヘルプを頼まれたときには営業に戻れるように準備しておく。そんな休憩の過ごし方がよいのではないでしょうか。

なぜ私がこのようなことをお勧めするのかというと、お客様から評判のよいサロンの共通点がそうだからです。たとえ休憩時間であろうと、いつでもお客様への対応ができるような態勢にしているのです。

必ずしも「休憩をとるな!」と言っているのではありません。今、あなたがしなければいけないことを、見直してみませんかと言っているのです。

後輩のお手本になっていますか?

さて、ここからは入社から3・4年が経過しているアシスタントの人に向けた話になります。

1・2年生がサロンを退職するときにはさまざまな理由がります。しかし、そのようなとき退職を希望している1・2年生がもっとも話を聞いてほしいのがあなたがた3・4年生だといわれています。

店長やスタイリストは、1・2年生からすると少々年齢が離れています。だから年齢の近い3・4年生のほうが身近な存在であり兄弟・姉妹のような関係なのでしょう。日頃から1・2年生の面倒を見ていますか? だからこそ、先輩としてあなたの働く姿勢は重要です。スタッフルームでは、大丈夫ですか?

指名客は何人いますか?

入社から3・4年を経過すると、間もなくデビューする(デビューしなければダメです)ところだと思います。あるいは、もうすでにデビューした人もいるでしょう。

ところで、デビュー前のあなた。シャンプー指名やその他いろいろなアシスタント業務での指名客は何人いますか? 一度、業務の項目別にお客様名を書いてください。何人になるでしょうか? 

もし1人も指名客がいない場合には、

1:名札は付けていますか?

2:「明るく・元気に・楽しく」施術をしていますか?

3:お客様に感謝していますか?

以上3項目を自分でチェックしてください。

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