アシスタント編 【重要】お客様の満足ライン・80ポイント
あなたの「通知表」は何点?
あなたの「理美容師としての」通知表はどのようなものかご存知ですか? これから長い間、社会人として、また、理美容師として生活をしていくなかで、まず、自分の「技術ポイント」「接客ポイント」を知っておきましょう。
お客様の満足ライン
「80ポイント」
ポイント ライン
・80~100 ⇒ お客様の満足ライン
・41~79 ⇒ 普通ライン
・40~0 ⇒ 不満足ライン
ひとつの目安として、お客様が満足されるラインを80以上に設定してみました。反対に、サロンに失望されたり、不満を感じられたりするラインを40以下に設定しました。あなた自身は、何ポイントあるでしょうか?
仮に、第1章の新人編の④で勉強しました図1-4「スタッフ個人診断表」をもとに考えて、あなた自身のポイントがスタッフ平均の「60」よりちょっと上の「70」であったとしましょうか。
・努力しない人⇒平均よりは、10ポイントも上なのでOK。
・努力する人⇒平均よりは、10ポイント上だけれど、満足ラインからは10ポイントも下なので頑張る。
このように、同じポイントの2人がいたとしても、努力するかしないかで2~3年後には大きな差が生じてきます。アシスタント時代とは、それぐらい大切なときなのです。頑張って努力しましょう。
いつもお客様満足を考える
常日頃より、お客様満足ライン(80ポイント)を意識することで、よりレベルの高いアシスタントになれます。ポイントの低い人と比較して、楽にやることを考えたら、最終的に困るのはあなた。いざスタイリストに昇格するときになっても、シャンプー指名客ですら1人もできていないような状況になりかねないのです。そんなことはとんでもない話なので、ぜひ、アシスタント時代にシャンプー指名およびお客様指名をいただけるように頑張ってください。
いま成功を収められている業界の著名な先生方は、アシスタント時代からシャンプー指名を多く獲得していた方が非常に多いです。だから、人気のスタイリストになれた。アシスタント時代は手を抜いて、スタイリストになったときだけ頑張ればお客様がつくなんて、そんな甘い話はありません。
いつもお客様の満足ラインを意識してサロンワークを行なう習慣をつけることで、ゆくゆく「売れるスタイリスト」になれるのだということを、肝に銘じてください。
※注意! 100ポイントをめざそうと思っても、お客様それぞれの考え方は違います。不特定多数のお客様が好感を持っていただけるように、まず80ポイントに満足ラインを設定しましょう。